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2023.06.27
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ヘルパンギーナ、首都圏で流行拡大
東京では警報基準を超える

メディカルサポネット 編集部からのコメント

夏風邪ヘルパンギーナの流行が、東京で警戒基準を超えました。首都4都県全体で流行拡大しています。

ヘルパンギーナは高熱や口の中の水泡などの症状で知られる、夏に多い疾患です。口の痛みや熱で脱水になりやすく、心筋炎や髄膜炎といった合併症を引き起こすこともあるので注意が必要です。主に患者のつばなどに含まれるウイルスで感染するので、マスクや手洗いうがいが有効です。

     

       

 「夏かぜ」の代表的な疾患で、高熱や口腔内の水疱などを伴うヘルパンギーナの流行が首都圏で広がっている。第24週(12-18日)の患者報告数は、東京などの4都県で軒並み増加し、警報基準値を超える保健所管内が続出している。東京では都内全体の患者報告数が警報基準値を超えており、都福祉保健局は「大きな流行」になっていると指摘。手洗いなど感染予防策の徹底を求めている。【新井哉】

  

 第24週の患者報告数は、東京都が前週比1.6倍の6.09人、千葉県が1.5倍の5.67人、神奈川県が1.7倍の5.15人、埼玉県が2.2倍の4.57人となっている。

  

 東京都では、都内31保健所管内のうち、八王子市(13.36人)、多摩小平(11.0人)、江戸川(9.0人)など12保健所管内で警報基準値(6.0人)を超過。千葉県でも、習志野(21.5人)や船橋市(9.2人)などの保健所管内で多い。

  

 神奈川県でも厚木保健福祉事務所(10.06人)などで警報基準を上回っている。埼玉県でも警報基準を上回る保健所管内が出てきており、感染症発生動向調査の週報(第24週)では「流行期の高い水準にある」と指摘している。

   

 ヘルパンギーナは、高熱や口腔内の水疱・発赤を主症状とするウイルス性疾患で、乳幼児が罹患するケースが多い。2-7日の潜伏期間後、38度以上の発熱や口腔内に水疱が現れる。

   

 2-4日で熱が下がり、7日程度で治癒する。熱や口腔内の痛みで食事や水分を十分に取れず、脱水になるほか、熱性けいれんや髄膜炎、心筋炎といった合併症を生じる可能性がある。患者のせきや、つばなどに含まれるウイルスによって感染する。

   

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 出典医療介護CBニュース

             

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