学生の就職状況が改善 企業の人材争奪戦は激化の見込み
26日、厚生労働省と文部科学省が共同で、2023年3月に大学等を卒業した人たちの4月1日時点での就職状況をとりまとめて公表しました。
大学生の就職率は97.3%と高く、前年同期比で、1.5ポイント増加しました。
大学、短期大学、高等専門学校、専修学校のすべてで去年の同じ時期の就職率を上回る結果となり、雇用情勢が回復している現状がうかがえました。同時に今後も売り手市場が見込まれることから、企業の人材確保は難易度が上がることが予想されます。
就職率の概要は以下の通りです。
・ 大学(学部)は97.3%(前年同期差+1.5ポイント)
・短期大学は98.1%(同+0.3ポイント)
・大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では97.5%(同+1.4ポイント)
・大学等に専修学校(専門課程)を含めると97.3%(同+1.3ポイント)
両省は、未就職のまま卒業した学生などに対して、新卒応援ハローワークの就職支援ナビゲーター※と大学等の就職相談員とが連携しで就職支援を継続して行うとしています。また、事業主に対しては、若者雇用促進法に基づく指針を踏まえ、既卒者が卒業後少なくとも3年間は「新卒枠」に応募できるよう、引き続き、周知徹底を図るとしています。
※新卒者等の就職支援を専門とする職業相談員(キャリアコンサルタントなどの資格保持者や企業の人事労務管理経験者など)。
文/メディカルサポネット編集部
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