文/メディカルサポネット編集部
本日3月16日、第117回医師国家試験の合格者が発表されました。
2023年の出願者数は総計10,586人、受験者数は、10,293人、合格者数は9,432人、合格率は91.6%でした。
去年の116回と比べて、全体での合格率はほぼ変わらず、難易度もそれほどの変化はなかったようです。
図表1:2023年医師国家試験合格者内訳 新卒と全体
出典:厚生労働省(第117回医師国家試験の合格発表について)
合格基準は以下の通りです。
第117回医師国家試験の合格基準は、
(1)必修問題は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
総得点が、 160点以上/200点
(2)必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、各々1問1点とし、
総得点が、 220点以上/295点
(3)禁忌肢問題選択数は、2問以下
とする。
今年の試験では、以下の5問が採点除外等の取り扱いとなりました。
C問題の15、60。D問題の38、53。F問題の42。
<合格者に必要な手続>
医師国家試験に合格しただけでは、医師免許は取得できません。
免許申請をすぐに行い、厚生労働省で管理する有資格者の籍簿に登録される必要があります。登録前に業務に従事すると、行政処分の対象になるので注意しましょう。
医師免許申請手続は、受験者住所地の保健所(一部県では県庁)に書類提出してください。特定の指定日があるわけでなく、業務時間内ならいつでも可能です。
1. 医師免許申請書
2. 発行日が1カ月以内の診断書
3. 本籍が記載され個人番号が記載されていない住民票、または戸籍謄本、戸籍抄本
4. 6万円分の収入印紙(申請書に張る)
5. (希望者のみ)登録済み証明書用63円の葉書。免許証が申請者に届くまで2~3カ月かかるので、その間に証明の必要がある場合はこちらを利用します。290円の切手を持っていくと速達にもできます。
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