メディカルサポネット 編集部からのコメント厚労省はこれまで連結していなかったため、さまざまな不便が生じていた医学生の臨床実習と、国家試験合格後の臨床研修の改定年度を合わせる方向で検討を始めました。2020年度以降、4つの教育制度の同時改定が見込まれます。 |
厚生労働省は、改訂の時期が異なっている医師国家試験や臨床研修などの卒前・卒後教育について、改訂年度を合わせる方向で検討を始めた。医学教育のカリキュラムや臨床研修などの検討や改訂を同じ時期に行うことで、医師の「シームレスな養成」につなげたい考えだ。【新井哉】
医師の卒前・卒後教育をめぐっては、医学教育で医学生が履修すべき教育内容を示したモデル・コア・カリキュラムが2016年度に改訂されたが、医師国家試験は17年度、臨床研修は20年度(予定)と改訂の時期が異なっている。
こうした状況では、モデル・コア・カリキュラムで示された医学生の臨床実習と国家試験合格後の臨床研修が連結していないため、臨床研修の内容の前倒しができないといった課題が指摘されている。
厚労省によると、「同時改訂」を予定しているのは、▽臨床実習開始前の学生を評価するシステム(CBT・OSCE)▽モデル・コア・カリキュラム▽医師国家試験▽臨床研修-の4つの教育制度で、20年度以降に改訂の時期を合わせる方針。
出典:医療介護CBニュース
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