メディカルサポネット 編集部からのコメント増大する医療ニーズと、医師の負担増の間で、働きやすい環境作りへの関心が高まっています。全国自治体病院協議会の新会長、小熊豊氏が就任しました。医師の需給対策や偏在対策、働き方改革など、「長時間労働は当たり前」な現状打破に向け、医療体制と医師の働き方改革の両立に期待が高まります。 |
全国自治体病院協議会(全自病)は21日に理事会と定時総会を開き、新たな会長に副会長の小熊豊氏を選任した。同日の記者会見で小熊新会長は、医師の偏在対策などに力を注ぐ考えを示した。前会長の邉見公雄氏は名誉会長に就任した。【松村秀士】
全自病の新会長に就任した小熊豊氏(21日、東京都内)
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小熊氏は、北大を卒業後、同大内科学第一講座の助手を務めた後に、富山医科薬科大臨床検査医学講座の助教授も務めた。1996年4月には砂川市立病院の院長に就任。2018年4月から同病院の名誉院長を務めている。
会見で小熊氏は、重点的に取り組む課題として、▽医師の需給対策、偏在対策、医療従事者の確保▽医師の働き方改革▽新専門医制度をめぐる問題▽地域医療構想―などを挙げた。特に医師の需給対策や偏在対策、働き方改革に関しては、「医療界の最大の問題だと思っている」と述べた。
21日付で中川正久・前副会長は参与に、竹中賢治・前常務理事と望月泉・前常務理事は副会長にそれぞれ就任した。いずれも任期は2年。
出典:医療介護CBニュース
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