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2018.06.19
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非常用電源が水没、手術室の天井落下、大阪北部地震で医療機関が被災

メディカルサポネット 編集部からのコメント

18日に発生した大阪府北部を震源とする地震について、厚生労働省が医療施設などの被害状況を発表しました。今後、1週間程度は同じ規模の地震が起きる可能性があります。正確な情報収集と、冷静な行動を心がけてください。

 

大阪府北部で最大震度6弱を観測した地震を受け、厚生労働省は18日、医療施設などの被害状況(午後4時20分現在)を明らかにした。国立循環器病研究センター病院(大阪府吹田市、612床)で水漏れが発生し、非常用電源が水没した。他の医療施設でも手術室の天井が落下したり、高架水槽が破損して水が使えなくなったりする被害が相次いでいる。【新井哉】

 

厚生労働省が公表した大阪北部地震の医療施設の被害状況

 

厚労省などによると、同病院の10階病棟(脳血管内科・心臓内科)の水漏れがひどく、入院中の患者はロビーに避難した。ICU(集中治療室)に入院中の患者の転院搬送を行う予定。同病院で断水が発生したため、松井一郎・大阪府知事が陸上自衛隊第3師団長(千僧駐屯地)に災害派遣を要請。給水部隊が同病院に派遣され、給水支援が行われた。

 

 

同病院は、ウェブサイトに日本医療機能評価機構の「病院機能評価」の認定証(一般病院2)を掲載している。大規模災害や火災、停電を想定した対応体制が整備され、訓練や備蓄が行われていることなどが評価されていた。

 

 

地震による被害や影響を受けた病院は以下の通り。

 

大阪医大三島南病院(職員不足)▽済生会吹田病院(医療ガス不足など)▽高槻赤十字病院(エレベーター停止)▽堺藤田病院(職員不足)▽市立東大阪医療センター(CT、エレベーター停止)▽明生病院(職員不足など)▽杏林記念病院(エレベーター使用不可)▽山本第三病院(職員不足)▽村田病院(多数患者受診あり)▽協和会病院(高架水槽破損、水使用不可)▽みどりヶ丘病院(水不足)▽大阪みなと中央病院(手術室天井が一部落下、患者・職員被害の報告なし)▽大和郡山病院(エレベーター停止など)

 

  
出典:医療介護CBニュース

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